私が一目を置く人間の一人
彼のイメージは一言
「緻密」
頭が良いと言う表現が色褪せるほど、彼の思考は奥が深く穴がない。
そしてそんな力を持ちつつも、言葉や行動はあくまでもソフト。
声までソフトときている。
可愛らしい女性が背負っていた大きな重荷を、
「持って差し上げましょうか?」
と言わんばかりに優しく受け取ると、一見華奢な体に似合わずいとも簡単に持ち上げて運ぶ、、、。
それを見て、究極の男らしさを追求する男が一言、
「紳士ですね」
ズバリ的確な表現。
ただ、声を掛け
ただ、代わりに荷物を持つ
それだけの事なのに、なぜこんなに「上品」という言葉が浮かぶのか?
尽くす行為であるにも関わらず、そこには尊厳に裏打ちされた上品さが見て取れる。
そんな彼は、静かな情熱を秘め、人々の生活に関わる新たな技術とその進歩を相手に日々戦っている。
多くの人生に深く関わり得るであろう彼のこの戦いは、一般的な技術と言ってしまうにはその責任が重い。
いや、ひょっとすると彼はそれも承知の上で、ある種の責任を全うしようとしているのかもしれない。しかもそれは世界を対象としたもの。
私が大きな力に導かれつつある時、静かで力強く、本当に心のこもった光でその道を照らしてくれた彼。
その後はコンプレックスが誇りにさえ思えるようになった。
Noblesse oblige
ノブレス オブリージュ
以前は苦手であったこの言葉。
彼を始めとする新たな出会いを経て、捉え方が変わった。
本当にぴったりの言葉だと思う。
さあ、どうするか。
私自身最近気付いた本性
彼を含めて、私が誰か知っている人々はどう見ているだろう?
笑い飛ばしているのか、恐れおののいているのか、または惚れ直してくれているのか、、、。
事実これも挑戦
彼らが知る私と、こう語る私の紐付けや比較、判断は彼らに任せる。
もちろん、私の目標は紳士の彼をも傅かせること。
ここは紳士淑女らしく、先ずはフェンシングでも?
、、、いや、やはり彼となら、、、
かけっこ
に尽きる。いざ勝負!