逆の立場で

 

代わる代わる柔らかな暖かさに包まれながら、だんだんと意識が遠のく、、、。

 

このまま一度は経験してみたかった場所へ足を踏み入れてしまうのだろうか?

 

でもそれでは野望を遂げることなど到底不可能。

 

私に課された使命を成し遂げる為には、この魔力を断ち切らねば、、、。

 

 

先日、仕事に熱意を持って臨み、周りへの細やかな気遣いをされる方々の集まりに参加させていただいた。

 

主催者を始めとして、気さくでオープンな方の多い集まりだったが、何より開放的になった時のパワーが凄かった。

 

今後の傅けに活かすべく学びを怠らないようにしなければならない中、集まり後の打ち上げで、私は新たな学びを身を持って体験する事になった。

 

その学びとは

 

性的志向

 

 

新しい出会いの場は、鍛錬にもってこい。

一次会まではそれなりに鍛錬する事ができ、このまま二次会で決め打ち!と思った矢先にそれは起こった。

 

女性が代わる代わる私を抱きしめに来るのだ。

 

ある程度免疫はあるものの、調子に乗って飲んだワインが悪かったのか、はたまた彼女達のパワーが素晴らしかったのか、途中で危うくどこかに足を踏み入れそうになった。

 

一度などこのまま押し倒されてしまうのでは?と思ったほどだ。

 

パワーに溢れた女性は素晴らしい

 

そして敵わない

 

ある意味傅けの上を行く、母性に裏打ちされた女の底力を感じた。

私などまだまだ。

 

せめてと反旗を翻し、これという女性をターゲットに、その女性の前で膝を折り、手を取ってじっと見つめてみた

 

女性A「きゃー!(私、傅かれちゃったー)」

 

成功

 

一度は反対の立場も経験せねばと思っていたが、どうやら女性への効果は覿面らしい。

興味のある方は、一度女性の前で真摯に傅いてみていただきたい。思わぬ展開があるかも。

 

しかし、その成功を経ても何だか収まらない。

 

ここは一つと、人体の構造を確認する目的で、男に触ってもらい、男を触らせてもらった。

 

うん、やっぱりこっちがしっくりくる

 

ようやくデフォルトに戻る事ができた。触り触られるならやはり男か。

 

 

しかし性的志向の範囲で判断するようではまだまだ不足なのかもしれない。

真に傅けの道は気持ち良く、かつ険しい。

 

 

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