私にはごく身近に人を傅かせる女性がいる。
何を隠そう私の実の姉だ。
姉「〇〇〇〇しなさい!」
私「(えーやだなぁ、またか。)」
姉「あんたはそれをして当たり前。刃向かうな!」
私「(自分ですればいいじゃん。なんでいつも私が)でも、お姉ちゃん、、、。」
姉「(さっさとやれ、やらないと、、、)」
私「分かったよ。やるよ、、、」
でも不思議と姉を嫌いにはならず、なんだかんだ言ってくっついていた。
今でも大好きな姉だ。
妹の私から見ても、目鼻立ちのはっきりした美人である姉は、学生時代から目立つ存在で、周りの男性(男子)に一目置かれていたよう。
学級委員長
部活のキャプテン
などもよく任されていた。
妹である立場を抜きにしても、姉には迫力というか、敵わないと思わせる雰囲気が以前からあった。
反感を持つ事もありこそすれ、私の中での姉の存在も大きかった。
私が理想とする傅けに必要な要素だ。
思えば、この身近な経験が、今の私の出発点であったかもしれない。
周りを傅かせる姉は、やはりカッコ良かった気がする。
ただ、成人してからの姉の恋愛は、どこか傅かされていたパターンが多い気が。そして恋愛遍歴もかなり、、、。(お姉ちゃんごめんね、特定はされないと思うから、、、。多分。)
そしてそんな姉が結婚相手に選んだのは、無口だけど優しくて、姉を一途に想う男、、、。その実直さにやられたか。
そしてその判断に誤りはないのか、義兄よ。
、、、案の定、義兄は傅かされる日々、本性を存分に出せる姉の厳しい口調は日々エスカレート。
しかも義兄は私の次の日に生まれた同級生だし。
でも、2人のやり取りをしばらく見ていて気が付いた。
心底傅くのも
心底傅かせるのも
やはりなんらかの繋がりや信頼感が無ければ持続不可能
、、、やはりそこに愛がなければ。
傅きは、、、深い。