違うよ。俺の僕だろ?
大胆極まりない発言に一瞬面喰いながら、ここまではっきりと明言できることに感銘を受けた
裏打ちされた静かな自信に心からの敬意を
私に対してここまで堂々と意見できる人間がいてくれること
それこそが進んできた事の証であり誇らしく思う
もちろん下僕などで終わる気はさらさらないが

何よりも彼自身には私が一目を置く女性の存在があるので、次の目標はその女性ともども真に傅けること
大きな目標故に沸き上がる楽しさがある
更に心技体を意識せねばならない
私がこの道を進めている事、同時に先の彼がそのように振る舞えること
すべてはある一点に行き着く
以前なら恐れていたであろう環境も
落ち込んでしまっていたであろう出来事も
今はそこに感謝を見出せる
そしてそれが意味するもの、示しているものに思いを馳せ
持ち得る限りの技術と敬意を込めて応えることが出来る
相手の想像をはるかに超えた
痛みとそれ故の喜びを持って

ある一点
それを選べたこと、そして行動できたこと
全ての流れについての感謝の念は何があろうと一生変わらない